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あなたをこれまで最も遠くへ誘ってくれたもの(こと)はなんですか?

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文化的な資本がまったくない環境で育ったので、本やカルチャーに触れるまでは、TVメディアから流れてくる大きなカルチャーが世界の全てだと思っていた。主体的に手に取った本やカルチャーは世界や人間の複雑さを示してくれ、またその多様さを内包していた。「普通」に違和感を持っていた自分を許容して、ここまで遠くに連れてきてくれた。

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既存のウェブメディアに不満を感じること、またこれからのウェブメディアに期待することはなんですか?

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画一的な印象/知を体系化できないなと感じる。

佐藤亜沙美 グラフィックデザイナー

「サトウサンカイ」主宰。1982年生まれ。「コズフィッシュ」を経て2014年に独立、雑誌『文藝』のアートディレクションをはじめ、数多くの書籍の装丁を手がける。