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あなたをこれまで最も遠くへ誘ってくれたもの(こと)はなんですか?

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大学で受けた野矢茂樹先生の授業で科学哲学を学んだこと。教科書に載っていて受験勉強では疑うことがなかった科学も間違っている可能性があること。むしろ、間違っている可能性(反証可能性)があることこそが科学であるという考え方に痺れました。今でも自分の物事の捉え方の原点になっている気がします。

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既存のウェブメディアに不満を感じること、またこれからのウェブメディアに期待することはなんですか?

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ひとつのフォーマットに留まらず、さまざまなプラットフォーム、メディア、モダリティ、AIなど、記憶とコミュニケーションの多様性をもったテクノロジーを通じて沁み出していくようなメディア。

緒方壽人 デザインエンジニア

Takramディレクター。1977年生まれ。ソフトウェア、ハードウェアを問わず、デザイン、エンジニアリング、アート、サイエンスまで幅広く領域横断的な活動を行っている。